コーヒー専門農技師の存在

ASO RUBENは、コーヒー専門農技師たちの研究と指導のもと、植樹をはじめ栽培から収穫・精製に至るまでを細かく分析・データ化し、昔ながらの伝統的な手法で自然は護りつつ　生産者と共に、より高品質で安定した収穫につながるようサポートを受けて取り組んでいます。
 

①高品質な豆の収穫への取り組み

【シェードグロウン=日陰栽培】
直射日光を浴び続けると、葉が日焼けし充分な栄養がコーヒチェリーに行き渡らず豆の大きさにばらつきができてしまいます。シェードツリーに守られて育ったコーヒノキは、コーヒーチェリーが大きく甘く熟成の度合いも豆の大きさも均一だと言われています。高品質な豆の収穫に繋がる栽培方法の情報を組合内でシェアし、実践しています。機械の入れない森の中では、全てが手作業で行われ完熟無傷のコーヒーチェリーのみ収穫されます。
 

②マイクロミルの実現

小さな農園でも「マイクロミル」(小さな精製所)を作ることで、栽培から収穫→水洗処理→発酵→乾燥までを一貫して行い、例えわずかな収穫量であったとしても質の高い豆には相当な価値で引き取るダイレクトトレードと、その農園の微細な精製のコントロールや、豆の持つキャラクターの特徴を大切にするため「シングルオリジン」(=単一農園)を現実化しました。

CUPPING

ASO RUBEN では農園主のポテンシャルを上げ、ボリビア産コーヒーの更なる発展に向け、
国際大会の審査員も務めるスタッフによる厳正なカッピングにより豆の評価をつけています。
それにより、次の収穫に向けて農園主達のモチベーションも上がります。
カッピングする豆は、まず農園主からサンプル提出された豆をカッピングします。
その中から高品質と評価した物だけを、再度スタッフが農園まで出向き、保管している中からランダムに豆を選んで
持ち帰りカッピングします。その中で80点以上の豆だけを集め農園名を伏せて3度目のカッピングをします。
最終的に方式カップ評価82点以上に残った豆だけを標高4040mにある、低温低湿な保管庫へ運びます。
そこでは、熟練した技で一粒一粒ハンドピッキングされ、更に質の良い豆だけを選び日本に運びます。